急性白血病【きゅうせいはっけつびょう】
急性白血病とは? 赤血球、白血球、血小板などの各種血液細胞は、骨髄にある多能性造血幹細胞が分化、成熟してできます。 この造血幹細胞が腫瘍(しゅよう)化し、骨髄において増殖する病態を白血病と呼びます。 腫瘍化した造血細胞が分化、成熟する能力を保持している場合を慢性白血病と呼び、分化、成熟がある一定のレベルで停止し、幼若(ようじゃく)な細胞が増加してくるのを急性白血病と定義します。 日本での年間発生率は人口10万人あたり、約4人とされています。 急性白血病では、腫瘍細胞に骨髄が占拠されるため、正常造血幹細胞の増殖、分化が抑制され、赤血球減少、正常白血球減少、血小板減少が起きます。 とくに顆粒球減少による細菌感染、血小板減少による出血傾向が往々にして大きな問題となります。
主な症状 急性白血病の症状は、正常な血液をつくることができなくなることによる症状と、芽球の増殖による症状に分けることができます。 正常な血球(白血球、赤血球、血小板)をつくるスペースがなくなってしまうことによる症状には次のようなものがあります。 体中に酸素を運ぶ赤血球が減ることで、倦怠感(けんたいかん)や体を動かした時の息切れなどが起こります。 外から侵入してくる病原体と闘う白血球(顆粒球(かりゅうきゅう)やリンパ球)が減ることで、肺炎やそのほかの感染症が起こりやすくなります。 急性白血病で感染症を起こした時には、高熱が唯一の症状であることが多いようです。 血小板が減ることで出血が起こりやすくなります。 けがをした時に血が止まりにくくなるだけではなく、何もしていないのにあざができたり、鼻出血(びしゅっけつ)が起きたり、重症な場合は脳出血や消化管の出血(胃、十二指腸などからの出血)が起こることもあります。 一方、骨髄のなかに増殖した細胞はそこだけにとどまらずに血液のなかに流れていき、肝臓、脾臓、リンパ節、歯肉などのいろいろな臓器に浸潤して臓器のはれを起こすことがあります。また、芽球が集まって塊をつくり、その塊が神経などを圧迫していろいろな症状を示すこともあります
■注意事項
・少しでもこころやからだに異常や不安を感じたら、迷わず病院に行くことをオススメします。
・医薬品は、医師・薬剤師の指示に従い、個人の責任においてご使用ください。
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