遺伝性球状赤血球症【いでんせいきゅうじょうせっけっきゅうしょう】
遺伝性球状赤血球症とは? 遺伝性球状赤血球症(いでんせいきゅうじょうせっけっきゅうしょう、Hereditary spherocytosis、HS)は、遺伝性に赤血球が丸くなる病気です。 球状になった赤血球は変形能が乏しいので、物理的に脾臓を通過できません。 物理的に脾臓を通過できない事を機械的原因といいます。 機械的原因により、脾臓で赤血球が破壊されます。 赤血球が脾臓で破壊される事を血管外溶血といいます。 溶血によってヘモグロビンが壊されて間接ビリルビンになり、血中の間接ビリルビン濃度が上昇します。
主な症状 主要な症状は、貧血、黄疸(おうだん)、脾臓(ひぞう)の腫大です。 貧血は溶血によるもので、乳幼児期には約半数に軽度の貧血がみられますが、学童期以降は代償されて貧血を認めないことも多いようです。 黄疸も溶血によるもので、小児の約半数にみられます。 約30%は新生児期から黄疸が強く光線療法が必要です。 時に交換輸血が必要になる場合もあり、診断のきっかけになります。 脾臓の腫大は異常赤血球の停滞と崩壊によるもので、乳幼児で50%、年長児で75〜90%に認められ、大きさは数cm程度のものが多い傾向にあります。 伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)(いわゆるリンゴ病)の原因になるヒトパルボウイルスB19に感染すると、溶血が急速に進み貧血が急激に悪化することがあり(無形性発作)、注意が必要です。 また、ウイルス感染によって脾臓の機能が亢進し溶血が盛んになり、症状が悪化することがあります。 さらに、溶血の亢進により胆石が形成されやすい状態になり、10歳以下では5%、20歳を過ぎると50%以上が胆石を合併するようになります
■注意事項
・少しでもこころやからだに異常や不安を感じたら、迷わず病院に行くことをオススメします。
・医薬品は、医師・薬剤師の指示に従い、個人の責任においてご使用ください。
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