解離性障害【かいりせいしょうがい】
解離性障害とは? 子供のころ、友達とけんかをしたとき「正義の味方に変身してやっつけてしまいたい」と、別の自分に変身して、今の状況から逃げたいと思った経験は誰にでもあるのではないでしょうか。 しかし「友達とけんか」という出来事は、変わり身の早い子供にとって、深刻な体験ではありません。 たいていすぐに仲直りして再びけんかをしたりしながら、一貫した「自分」(同一性)というものを作り上げていくものです。 ところが子供時代に直面した出来事が、ひどい虐待や陰湿ないじめ、また、親の自殺現場に直面したなど、耐え難い「トラウマ」を受けた場合では、この同一性が阻害されてしまいます。 つまり、今、苦痛を感じて苦しんでいる自分を別の人だとする解離性機能を使って処理しようとします。 これは心と体が別々の行動をとったり、記憶をなくすことでおかれている苦しい状況を回避しようとする働きです。 「正義の味方に変身して・・・」に似ていますが、この場合、別の自分が消えるわけではありません。 つねに別の自分は存在し、中には空想的な仲間をどんどん増やし、自分の中に何人もの別の人格が住み着く場合もあります。
受診を考えるめやす 解離性運動障害や感覚麻痺が現われる場合は、はっきりした自覚があるため、患者さんが進んで受診することもありますが、たとえば解離性健忘や遁走の場合は、記憶をなくしたこと自体に気づかずに生活しているため、自発的な受診はほとんどありません。 多重人格や昏迷では「突然話し方や声が変わる」、「人が変わった」、「寝たまま動かない」などといった独特の症状が現われるため、家族が相談に来院するケースが多くあります。 治療は、別々になった人格を統合することにあるといわれますが、子供のころに受けた傷(外傷経験)を癒すのは容易なことではなく、回復には時間がかかります
■注意事項
・少しでもこころやからだに異常や不安を感じたら、迷わず病院に行くことをオススメします。
・医薬品は、医師・薬剤師の指示に従い、個人の責任においてご使用ください。
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